『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』を読むなら。あらすじ・ネタバレ・アニメ情報まで完全網羅

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』ってどんな話？

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』の概要

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』（正式作品名：『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 〜弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた〜』）は未来人Aさんによるライトノベル。
小説投稿サイト『小説家になろう』にて2019年10月から連載されています。

詳細は後ほど解説しますが『小説』『マンガ』に加え、2024年4月から『アニメ化』も決定した注目作です。

主人公は35歳の普通のサラリーマン。突然、胸の痛みを感じ倒れてしまいます。
そして、目が覚めると見知らぬ異世界で赤ん坊となっていました。

『転生貴族』は他の異世界系にあるような

• 神や召喚士によって無理やり召喚・転生させられた
• 勇者として魔族と戦わなくてはならない
• 仲間に裏切られる。突然追放される。

などの理不尽な展開はありません。

転生した主人公は片田舎ながら小規模な領地を持つ貴族の子どもとして転生し、平和に幼少時代を過ごします。
しかし成長するにつれ、領地争いなど人同士の戦いに身を投じ、その中で成長していきます。

『転生貴族』は他の異世界系に比べるとファンタジー要素は少ないですが、人間味ある主人公と個性豊かなキャラクターたちとの人間関係や成長を描く物語が魅力の作品です

作者：未来人Aさん

Tweets by miraizinA

未来人Aさんは小説投稿サイト『小説家になろう』にて活躍中のライトノベル作家です。
代表作として今回紹介する『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』の他に

• 捨てられた転生賢者〜魔物の森で最強の大魔帝国を作り上げる〜（小説版1〜4巻・コミック版1〜5巻）
• 失格王子の成り上がり冒険譚　（小説版1〜2巻・コミック版1巻）
• 追放された錬金術師さん、最強のダンジョンを創りませんか？（小説版1巻・コミック版1〜2巻）
• 限界レベル1からの成り上がり〜最弱レベルの俺が異世界最強になるまで〜（小説版1〜2巻・コミック版1〜2巻）
• 異世界征服記〜不遇種族たちの最強国家〜（小説版1〜2巻・コミック版1巻）

などがあり、数多くの異世界系を執筆し書籍化されている。

あらすじ

『転生貴族』ではサラリーマンとして働く主人公が突然、胸の痛みを感じ倒れる所から物語が始まります。

倒れた主人公が目を覚ますと、そこは見慣れない異世界。
主人公は弱小貴族ローべント家の子ども『アルス』として転生していたのです。

通常の異世界系なら、ここで『神』や『魔族』が出てきて戦いに巻き込まれて行くのですが『転生貴族』ではそのような事は有りません。

『アルス』はローベント家でスクスクと平和に成長していきます。
しかし、平和な日々の中で『アルス』は1つの事実に気づく事になります。それは・・・

『いずれ、自らが領主となって戦いに赴くときが来る』

そこで『アルス』はその時の為に準備をはじめます

『優秀な人材をスカウトして力を蓄えるんだ！』

転生者であるアルスには特別な力が宿っていました。
それは『鑑定スキル』他人のスキルを見る事で、武勇や魔法などの適性を知ることが出来るのです。

『僕の家臣になってくれませんか？』

人望と鑑定スキルで乱世の時代を駆け抜ける。
今までにないタイプの異世界物語です

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』のここが面白い！（ネタバレあり）

他の『異世界系』とはここが違う

『転生貴族』が他の異世界系と違う部分は『世界観』と『鑑定スキル』だと思います

『異世界系』といえば『神』や『魔族』が存在し、種族間の戦いをしている。
転生者はその戦いに巻き込まれていくというのが王道のパターンでしょう。

『転生貴族』では『神』や『魔族』のような人外の存在は出てきません。
世界としては剣と魔法の世界ですが、世界観としては人間同士の領地争いや跡目争いなど極めて人間味（現実味）のある内容です。
だからこそ、読者も抵抗なく物語に没頭出来るのではないでしょうか。

また、物語の肝となる主人公のスキルも直接戦いに影響を与えるスキルではなく『鑑定スキル』
他人の『政治力』『武力』『知略』などが数値として見える。
さらに『弓兵』『騎兵』『歩兵』などの戦いに関する適性も見える。
自ら戦う力はなくとも、力のある他人を見つけることが出来るのです。

主人公アルスはこの力を使って、弱小領主から成り上がって行くことになります。

魅力的なキャラクターたち

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』のキャラクターデザインは読者の心を掴む大切な要因です。
ここでは主な主要キャラクターを紹介します

最初に主人公アルス・ローベント
彼は元は普通のサラリーマンでしたが転生し弱小貴族ローベント家の長男となりました。
子供ながらに将来の乱世に備え、特別な『鑑定スキル』で他人の才能を見つけ、家臣に加えて行きます。
しかし、彼の優れたところは『鑑定スキル』ではありません
本当に優れた部分は人柄と優しさです。彼の人柄と優しさに惹かれ、多くの優秀な家臣が集って行くのです。
この人間味あふれる優しいキャラクター設定が主人公の何よりの魅力なのです。

第1の家臣リーツ・ミューセツ（14歳）※出会った当時の年齢
差別的な扱いを受けるマラカ人と呼ばれる褐色の肌の少年。街で露頭に迷っているところをアルスが見つける
『鑑定スキル』でみると優れた武勇と適性を持つ逸材だと気づき家臣に勧誘する
基本的にはアルスの世話係として働くが優れた武力でアルスに降りかかる火の粉を払い、後に戦場で『黒の死神』と呼ばれるほどの戦士となります。

『リーツ・ミユーセツ』の能力値は以下の通りです。（初回登場時）
※能力値の見方［80台⇒優秀］［90台⇒超優秀］［100以上⇒化け物］

【項目】	【現在】	【潜在能力】
統率	87	99
武勇	70	90
知略	72	99
政治	78	100
野心	21

歩兵：A	騎兵：S	弓兵：A
魔法兵：C	築城：S	兵器：A
水軍：D	空軍：C	計略：S

能力値80台は優秀。90台は超優秀ということを考えると正に最強の家臣ですね。

第2の家臣シャーロット・レイス（11歳）※出会った当時の年齢
街でアルスの財布を盗んだ事で出会った奴隷の少女。
スラム街で幼い子どもたちの面倒をみていたが奴隷商人に捕まってしまう。
奴隷として自分の人生に絶望し投げやりになっていたがアルスに助けられ、アルスの人柄に触れて臣下となる。
後に優れた魔法適性でローベント魔法部隊の『火焔姫』と呼ばれるほどの魔法兵となります。

『シャーロット・レイス』の能力値は以下の通りです。（初回登場時）
※能力値の見方［80台⇒優秀］［90台⇒超優秀］［100以上⇒化け物］

【項目】	【現在】	【潜在能力】
統率	65	92
武勇	93	116
知略	34	45
政治	31	40
野心	1

歩兵：D	騎兵：D	弓兵：D
魔法兵：S	築城：D	兵器：D
水軍：D	空軍：D	計略：D

第3の家臣ロセル・キーシャ（5歳）※出会った当時の年齢
田舎で暮らすキーシャ家の3男で臆病な正確。兄を家臣に誘いに来た際に偶然出会う。
ひと目見て知略の高さに驚愕し家臣に誘う。
最初は躊躇していたが、父親との家族仲をとりもち信頼を得た事で家臣となった。

『ロセル・キーシャ』の能力値は以下の通りです。（初回登場時）
※能力値の見方［80台⇒優秀］［90台⇒超優秀］［100以上⇒化け物］

【項目】	【現在】	【潜在能力】
統率	35	88
武勇	11	32
知略	45	109
政治	32	95
野心	21

歩兵：D	騎兵：D	弓兵：C
魔法兵：C	築城：A	兵器：A
水軍：C	空軍：A	計略：S

この他にも、様々な才能をもつ個性豊かな仲間が集まり、物語を彩っていきます。

強いヒーローじゃないけど、人望とスキルで乱世を駆け抜ける

近年『異世界系』と呼ばれる漫画やライトノベルは数多くのタイトルがあります。
すこし以前の異世界系と言われる『剣と魔法』の世界観。いわゆるRPGゲームやファンタジーの世界観はわかりやすい『魔王』や『魔族』がいて、それを討伐するというような王道が多かったように思います。

『転生貴族』は剣と魔法の世界ではありますが神も魔族も出てきません。
相手は同じ人同士。戦いの理由は権力争いや領地を巡った侵略など。魔法はありますが、それ以上に人間同士の戦略が大切になってきます。
ファンタジーというよりは『三国志』や『戦国時代』を連想させる世界観で今までにない異世界系作品になっています。

主人公も子供。家臣も若いキャラクターが多く、主人公自らが強いヒーローではありませんが、他人の才能を診る才能と多くの人に愛される人望で乱世を駆け抜ける物語に今までの異世界系にはない魅力があるのではないでしょうか。

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』はどこで読める？アニメ情報は？

小説版はどこで読める？

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』はKラノベブックスより小説版が発売されています。
現時点（2024年4月）で全6巻発売されています。

小説版を読むならオススメは『BOOK☆WALKER』です。
他のサイトでも購入できるところはありますが『BOOK☆WALKER』なら読み放題プランがあります。
下記の『マンガ読み放題（836円）』の他に『マンガ+ライトノベル読み放題（1,100円）』プランがあり、下記の広告リンクから進むことが出来ます。

マンガ版はどこで読める？

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』はKCデラックスよりマンガ版が発売中です。
2024年4月現在。全14発売中です。

マンガ版を読むなら、上記の小説版でもオススメした『BOOK☆WALKER』です。
マンガだけなら『マンガ読み放題（836円）』のプランで全巻楽しむことが出来ます。
興味のある方は是非、下記の広告リンクから進むことが出来ます。

アニメ版はどこで観れる？

『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』は2024年4月より遂にアニメ化が決定！
2024年4月7日に待望のシーズン1第1話が放送されました。

アニメ版公開となると気になるのは、アニメは漫画版のどこまでがシーズン1の範囲になるのか？という所では無いでしょうか。
アニメ版は始まったばかりなので、あくまで僕の個人的予想ですが、オープニングの登場人物などから考えるにマンガ（コミック版）の1巻〜5巻or6巻程度の範囲になるのでは無いかと予想します。

是非、実際のアニメ放送にて僕の予想が当たるか確かめてみて下さい。

アニメ版『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』は多くの配信サイトで配信されていますが、私のおすすめは『dアニメストア』です。
『dアニメストア』ではWEB最速先行配信として放送日翌日の月曜日から配信が開始されます
『hulu』等では放送日から3日後の水曜日配信となります（初回配信日は4月11日（水）となります）

おわりに

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
今回も異世界系をテーマに記事を書いてみました。
今後も『異世界系』記事を少しづつ増やして行きたいと思っています
『異世界系』好きな方。このマンガを取り上げてほしいなどあれば是非コメント下さい。
お待ちしております。