投資を始める上で最初に必要な物は『証券口座』です。
証券口座の解説方法に関しては下記の記事をご確認ください。
ここでは『証券口座』は既に開設している前提で解説を進めさせて頂きます。
楽天証券で証券口座開設する為の簡単3ステップと楽天ユーザーにおすすめの4つポイントを解説【ゆる投資】
手軽さナンバーワン!投資初心者にオススメのLINE証券で口座開設。開設の方法から各種手数料まで徹底解説。【ゆる投資】
●【結論】私が購入した投資信託はこれだ!
●【おすすめ】投資信託を学ぶ為の入門書
●ポイント①:【投資信託とは】投資初心者に投資信託をおすすめする理由
●ポイント②:【これを買え!】投資信託の種類を徹底解説。買うなら『インデックス型投資信託』だ
●ポイント③:【意外と重要】リスクとコストを見落とすな
●ポイント④:【結論②】僕が『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』を選んだ訳は
●ポイント⑤:【知っておくとお得?】投資運用をする上で知っておきたい知識とは
【結論】私が購入した投資信託はこれだ!

これから『投資信託』について解説していくわけですが、
まず最初に私の購入している『投資信託』をご紹介します。
私の購入している『投資信託』は【eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)】です。
なぜ、私がこの投資信託を選んだかは、これから解説致します。
是非、お付き合い頂ければ幸いです。
※下記の関連記事も合わせて御覧ください
ほったらかし投資とは?寝ていてもお金が増える!?つみたて投資の魅力と複利の力を教えます【ゆる投資】
長期積立投資で資産を増やすには『米国株』が最強!それでも『全世界株』と迷うなら、この記事を読め!【ゆる投資】
投資信託の銘柄選びの参考に『全世界株』『米国株』各ファンドの違い比較します。【ゆる投資】
【おすすめ】投資信託を学ぶ為の入門書
【▼参考書籍①】
▲投資信託の基礎が解る入門書です。投資信託の基礎から具体的なおすすめ銘柄
選び方・買い方・注意点など、痒い所まで網羅した初心者にはおすすめの一冊です。
2022年度改正版なので情報が新しい事も信頼出来る点です。
【▼参考書籍②】
▲基本的に知識や内容は上記で紹介した書籍と重複する所がありますが、
この本のおすすめするポイントはスマートフォンでの読書をそうしてして作られて居る所です
行間や文字数がスマートフォンを意識した内容になっており、小さい画面でもストレス無く読書出来ます。
通勤通学のスキマ時間学習におすすめです
ポイント①:【投資信託とは】普通の株と投資信託の違い。投資信託の優れてる点・劣っている点とは

近年、コロナ禍の影響や「老後2,000万円問題」などの話題もあり、投資に対する関心が高まって居ます。
その影響を受け、投資を始めた方や始めよう(始めたい)と考えている方も多いと思います。
投資を始める際に「投資信託」と言う金融商品の名前を聞くことも多いかと思います。
特に近年は「つみたてNISA」や「iDeCo」の影響もあり「投資信託」に投資する個人投資家が増えて来ました。
※「つみたてNISA」「iDeCo」に関しては下記の記事を御覧ください
『つみたてNISA』とは?積立NISAのメリットとデメリット。おすすめ銘柄(投資信託)を解説します【ゆる投資】
40歳からでも遅くない!『iDeCo』での老後資金作りと『つみたてNISA』との徹底比較【ゆる投資】
それでは、そもそも「投資信託」とは何か?ご存知でしょうか?
既に「つみたてNISA」等で運用している方は勿論知っている内容かと思いますが、少しお付き合い頂けると嬉しいです。
「投資信託」って、普通の株と何が違うの?
一般的に「株」などの投資対象となる物を「金融商品」と呼びます。
主な金融商品には下記のような物があります。
株式 | 国内株式・海外株式(アメリカ・中国・イギリス) |
債権 | 国債・社債 |
不動産 | ホテル・アパート |
コモディティ | 金・プラチナ・原油・ガソリン・とうもろこし・大豆 |
預金 | 普通預金・定期預金 |

あれ?金融商品の中に「投資信託」が無いよ
投資信託も金融商品だよね?

いい質問だね(^^)
『投資信託』は株のような単体の商品ではなく
色々な商品を入れる『箱』のような物なんだよ。
『投資信託』とは上記で説明した金融商品が入った『詰め合わせ』のような物だとイメージしてください。
下記は投資信託の中身による分類の一例です。
国内の主要な会社株式が入った投資信託 | 国内株式投資信託 |
米国の主要な会社株式が入った投資信託 | 米国株式投資信託 |
国内の債権が入った投資信託 | 国内債券投資信託 |
海外の債権が入った投資信託 | 海外債権投資信託 |
国内外の株式や債券が入った投資信託 | バランス型投資信託 |
※投資信託の比較は下記の記事を御覧ください
投資信託の銘柄選びの参考に『全世界株』『米国株』各ファンドの違い比較します。【ゆる投資】
投資信託と個別の株と比較。投資信託の優れている点と劣っている点とは
投資信託とはどのような金融商品かご理解頂けたでしょうか?
次に投資信託と個別に株式を購入する場合の違いをご紹介したいと思います。
どちらも一長一短がありますので、ご自分のライフプランに合わせて選んでください。
『投資信託』と『個別株投資』の比較
投資信託 | 個別株 | |
運用期間 | 長期向き | 短期向き |
値動き | 小さい | 大きい |
利益を得る方法 | 長期保有による複利利益 | 短期売買による売却益 |
リスク | 分散投資 | 集中投資 |
必要予算 | 低め | 高め |
【解説1】
投資信託は最初に説明したとおり、複数の株や債権の詰め合わせです
その為、投資信託としての値動きは平均化され高騰・下落の差が少なくなります。
つまり、短期的に売買しても利益は少なくなります。
投資信託で利益を出すためには、短期的な売買よりも長期保有による複利利益を得るほうが効果的です。
反対に個別株の場合は、業種や銘柄によって大きな高騰・下落が有る為
価格の値動きを見極め、短期的に売買を行うことも有効だと言えるでしょう。
【解説2】
投資を行う場合、一つの株だけを買うのではなく複数の株を購入することで倒産などによって資産を失われるリスクを軽減することが必要です。
これを『分散投資』と言います。
投資信託の場合、1つの投資信託に投資することで自動的に購入した投資信託に含まれる複数の株を少額づつ購入したことになり、自動的に分散投資の効果が得られます
また、購入費用もネット証券会社等であれば数百円から投資が可能で必要予算も低く抑えることが出来ます。
反対に個別株の場合は一株の購入にかかる購入金額も大きく、また分散投資するためには複数の会社の株を購入しなくてはならないため、必要予算も大きくなります。
ポイント②:【これを買え!】投資信託の種類を徹底解説。買うなら『インデックス型投資信託』だ

【投資信託の選び方】インデックス運用とアクティブ運用の違いを知ろう
一口に『投資信託』と言っても、その運用方法は様々です。
投資信託の運用方法には『インデックス運用』と『アクティブ運用』があります。
それぞれ『市場平均』に対して『連動するか』または『平均を上回る事を目指すか』によって異なります
●インデックス運用
インデックス運用は上記のような市場平均と連動して動く事を目標とした投資信託です
投資信託によって、どの市場平均と連動するか異なりますが、大きなリターンを目指すのではなく地道に利益を積み重ねて行くことを目標とします。
また、インデックス投資の場合、手数料等のコストが安い事も魅力です。
●アクティブ運用
アクティブ運用とは市場平均以上の成績を目指して運用する投資信託です。
インデックス運用と比べると手数料等のコストが高い傾向にあります。

『インデックス運用』と『アクティブ運用』どっちが良いの?
やっぱり、平均以上の成績が出るなら『アクティブ運用』の方?
でも、手数料高いんだよね?どっちが良いの??

結論を言うと『インデックス運用』の方がおすすめです。
『アクティブ運用』は長期で見ると『インデックス運用』に勝てない場合が多いんだ。
詳しくは下記を確認してください。
【投資信託の選び方】インデックス型投資信託を知ろう
さて、『インデックス型』と『アクティブ型』の違いはご理解いただけましたか?
上記の理由から個人的には『インデックス型投資信託』をおすすめ致します。

そっか。『インデックス型投資信託』を購入すれば良いんだね。

『インデックス型投資信託』って一言で言っても種類は沢山。
どの投資信託を選ぶかは、しっかりと熟考して購入しましょう。
『インデックス型投資信託』にも対象となる『市場平均』をどこに設定するかで成績は大きく異なります。
それぞれ投資する地域やコスト・リスクが異なり、ご自身の資産形成プランによって選んで下さい。
ポイント③:【意外と重要】リスクとコストを見落とすな

リスクが高いことは悪い事ばかりじゃない!
『株』や『投資信託』を選ぶ上で大きなポイントになるものが『リスク』です
一般的に『リスク』と言うと『危険』な物として避けられるものですが『投資』に置いては少し意味合いが異なります。
現実には『期待リターン』や『リスク』は明確な数字で表せるものではありませんが
リスクが高いとされる投資対象(株や投資信託)は大きく資産を減らす可能性もあれば大きく資産を増やす可能性もあります。
また統計上、資産を50%以上変動させるような株価は極稀にしか起こりません。
しかし『東日本大震災』『新型コロナ』『ロシア・ウクライナ情勢』など、株価に大きく影響を与える出来事は意外と多くあります。
実際に2022年3月現在、私の保有する『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』や『高配当株(日本株)』は下落を続けています
『投資』で発生する具体的リスクとは?
『投資』には様々なリスクが発生し、その結果によって株価が変動します。
では、具体的なリスクとは何でしょう。
価格変動リスク | 株式や債券の価格が変動するリスクです。株価は市場の需要や社会情勢・企業業績等で変動します。 |
為替変動リスク | 海外の株式等に投資した場合、円高・円安の影響を受けます。 |
信用リスク | 債権等の場合、発行する国や企業が業績不振等で約束通りの利息を支払うことが出来なくなる可能性 |
カントリーリスク | 投資対象国の政治や社会情勢などで投資した金融商品の価格が変動するリスク(戦争・テロなども含まれます) |
前述したように投資において『リスク』は必ずしも悪い物ではありません。
しかし、頻繁に乱高下する銘柄や先行きの見えない投資は精神的に穏やかではありません。
そのような不安やリスクを軽減する為にも『投資信託』はおすすめの金融商品です。

投資に『リスク』は避けられません。
しかし、リスクを軽減しコントロールすることは可能です。
リスクコントロールには『分散投資』が重要です。
『投資信託』は『分散投資』に優れた金融商品です。
詳しくは下記の関連記事を御覧ください。
コストを見極め賢い投資をしよう
投資信託で投資を行い場合、主に3つのコストが発生します。
購入手数料 | 投資信託購入時に発生します。商品ごとに購入手数料は異なります。 同じ投資信託でも販売する証券会社によっても手数料は異なる場合があります。 |
信託報酬 | 投資信託を保有している間は運用成績に関わらず徴収されます。 保有期間中は常に徴収されるので、出来るだけ信託報酬の安い投資信託を選びましょう。 0.1%程度から選ぶのがおすすめです。 |
信託財産留保額 | 売却時に発生するコストです。投資信託によっては発生しない物(0円)もあります。 信託財産留保額は発生しない(0円)の投資信託を選びましょう。 |
投資信託に限らず投資は数%の利益や株価の変動に大きく左右されます
そのため、コストも『たかが数%』と甘く見ず、冷静に見極めましょう。
ポイント④:【結論②】僕が『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』を選んだ訳は

ここまでお付き合い頂きありがとうございます。
最初に【結論】として紹介しましたが、私が購入している投資信託『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』を選んだ理由を改めて解説致します。
●選択理由①:『インデックス型投資信託』と『アクティブ型投資信託』
前述しましたが、投資信託で長期目線で投資を見た場合『インデックス型投資信託』の優位性は揺るぎません。更に詳しく知りたい方は下記の関連記事も併せて御覧ください。
ほったらかし投資とは?寝ていてもお金が増える!?つみたて投資の魅力と複利の力を教えます【ゆる投資】
●選択理由②:投資範囲による『分散投資』の違い
リスクコントロールの為に『分散投資』が重要であること。
『投資信託』が『分散投資』に優れた金融商品で有ることは前述した通りです。
しかし、分散投資する範囲は投資信託によって異なります。
国内株式投資信託 | 国内(日本)の複数の会社に分散投資 |
先進国株式投資信託 | 日本を含めた米国・英国などの先進国の複数の会社に分散投資 |
全世界株式投資信託 | 国内・先進国・新興国など世界中の複数の会社に分散投資 |
上記のように世界の幅広い範囲に投資する投資信託の方が『分散投資』の効果が高く
リスクが低い『投資信託』と言えます。
●選択理由③:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の優れた点とは
おすすめ①:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は『投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 』で2019〜2021まで3年連続で1位に選ばれる優れた投資信託です。
おすすめ②:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はコスト面も優秀
購入手数料は0円で信託報酬が0.1144%と数ある全世界株式投資信託の中でもトップクラスに安い事もおすすめポイントです
ポイント⑤:【知っておくとお得?】投資運用をする上で知っておきたい知識とは

実際に『投資信託』の運用を始めると精神的に不安になる事が沢山あります
●株価の急下落
●戦争や自然災害による不安情勢
●個人的な仕事などによる不安
このような不安材料を少しでも軽減できる投資運用の知識をご紹介します。
資産運用は運次第!?『ランダムウォーク理論』とは
株価の専門用語で『ランダムウォーク理論』をご存知ですか?
詳しくは下記のリンクを御覧ください
※引用元:Wikipedia【ランダム・ウォーク理論】

ランダム・ウォーク理論を簡単に解説すると、乱暴な言い方になってしまいますが、株価の動きは誰にも良く出来ない『ランダム』に動く。
このような予測できないデタラメな動きを『ランダムウォーク』と良いますつまり株価は『未来は誰にも解らないから予測しても無駄』という事になります。

そんな事言ったら身も蓋もないよ(汗)
もう少し詳しく解説すると『株』や『景気』の動向はTVやネット等で公表される情報(ニュース)によって影響を受け、上下します。
しかし、いくら最新の情報を手に入れて『株』を購入したとしても、同じ情報から同じように購入する人は世界中にいるので、平均以上のリターン(利益)を得る事は出来ません。
誰も知らない『未来のニュース』が解るなら投資で大きなリターンを得る事が出来ます。
しかし『未来のニュース』は誰もわからない
だから、株価は予測出来ない『ランダムウォーク』となります。
気長に投資すればいつかは報われる!?『景気の循環』
上記の『ランダム・ウォーク理論』のように株価の未来は誰にも解りません。
しかし、その一方で市場全体を見ると景気は上下を繰り返しながらも一定の平均値に戻るという考え方もあります。
これが『景気の循環』です
詳しくは下記の記事をご覧ください。
※引用元:野村證券HP【景気の循環】

さっきは『未来は誰にも解らない』って言ってたよね。
市場全体って事は『インデックス型投資信託』なら大丈夫って事?

だんだん解ってきたね(^^)
個別株価は前述の『ランダムウォーク理論』でも解説したようにランダムに動くため、未来は誰にも解りません。
しかし、市場全体に投資する『インデックス型投資信託』は市場全体の『景気の循環』によって長期目線では緩やか上昇し、期待リターンを得ることが出来ると考えられます
おわりに

最後までお付き合い頂きありがとうございます。
『投資信託』について出来るだけ解りやすく解説したつもりです。
貴方の資産運用の参考になれば嬉しいです。
『投資』はあくまで自己責任です。
私の記事を鵜呑みにせず、ご自身でも熟考の上、実践して頂ければ幸いです。
何かご不明な点や、特集してほしいテーマがあればお気軽にリクエスト下さい。
お待ちしてます。

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一言でも大変うれしくモチベーションになりますので、是非送ってくださいね(^^)
それでは、またお会いしましょう。またね〜♪
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